つむら工芸の求人を見て「面白そう!」と思った
大学では酵母の研究をしていました。オフィスでのデスクワークにあまり興味が持てなかったので、とにかく「人がやっていない珍しい仕事」に就きたいと思い、あまり分野を特定せずに就職活動を行っていました。つむら工芸の求人で業務内容を見て「面白そう!」と思い、今までやっていた勉強とは分野が全く異なりますが、入社しました。
知恵を絞ってアイデアで出来ないことをやる
現在担当している仕事は、主に自治体関係のイベントで、かつ屋外の案件が多いです。国体の式典など華やかなお仕事の中で、普段想像もつかないような造作物を造ることもあります。国体は代理店のコンペに参加して受注します。先方から開催する自治体の名物や名産などのイメージをお聞きして、パースを描く段階から携わっています。
印象に残っている仕事は、グランフロント大阪内の吹き抜け広場で風船を飛ばす「未来へ飛ばせ!EXPO2025風船プロジェクト」です。参加者が未来に向けた願いや想いをシールに書き、SDG’sと同じ17色の風船に貼って放つという企画でしたが、飛ばした風船がビルの天井に溜まってしまうと、回収が困難になってしまいます。そこで、どうやったら風船が回収しやすく、参加者の皆さんにも楽しんでもらえる華やかなものにできるか、知恵を絞って色々な方法を考えました。試行錯誤の結果、天井から網を張り、その網を筒状に降ろした中で風船を放つことができる装置を作りました。これで飛散を防ぎ、なおかつカラフルな無数の風船が大きなアートオブジェのようになり、大変好評を得ることができました。様々な大阪万博誘致イベントに携わったので、万博が大阪に決まった時は本当に嬉しかったです。
オンとオフの切り替えで、メリハリをつける
大きなイベントが重なるシーズンになると、準備段階から忙しくなりますし、地方出張を繰り返すこともあります。一時的に多忙になることはありますが、一年を通じて仕事の流れを見た場合、穏やかな時期もありますので、「この大きな案件が終わったら、まとまった休みを取ろう」など、長期的に俯瞰するようにしています。時間と仕事とお客さんのコントロールが思うようにいかずしんどい時もありますが、嫌々やっても自分が辛いだけなので、あまり感情に起伏をつけないように心がけています。忙しくて仕事に集中した後はプライベートを充実させるなど、オンとオフを切り替えてメリハリをつけています。自分でスケジュールを考えて有意義に働けば、とても楽しい仕事に携われる会社だと思います。また先輩、後輩、協力会社の皆さんも含め、とても人に恵まれた環境です。